この時期になると蛍の話が聞こえてきます。米沢の小野川温泉でもホタルで町興ししていたり。昔は当たり前にみれたはずのホタルも今では自然の豊かな場所まで行かないと観れない貴重なものになりました。
今回、高畠町二井宿で行っている「蛍鑑賞会」にお邪魔しました。もう17回も続いているそう!
蛍には光の長さが4秒・1秒・0.5秒の3種類いるとの事。(大きなゲンジ蛍は4秒)西日本と東日本でも違うんですって。それで決して異なる秒数の種類の蛍とは交尾しないということです。また、飛ぶのはオス。メスは地面で強い光をじっと品定めだそう。メスは卵を産む体力を温存する為飛ばずに2週間の命。オスは命を削って光を放って飛び 1週間の命なんだそうです。
また、源氏物語で光源氏が蛍をぱあっと放った一説から大きな蛍は「ゲンジ蛍」、小さな蛍を「ヒメ蛍」というんだそう。
奥まで歩いていくと風がやんだその時、あちらこちらに小さな光が動き出しました!蛍をみながら、カジカ蛙の声を聞いて過ごす事を昔の人は夏の夜の楽しみとしていたというのも、解る気がしました。
日本人のそういう美しい感性、誇らしいですね!