皆さん、こんにちは。
私は農家の長男として生まれ、実は農業就労者なのです。
実際は父親がほとんど行っているのですが、私の名前で米を出荷しています。
現在米価は、1俵(60キロ)9,000円程です。今年3,000円値下がりしました。
昨年は、12,000円程だったのです。25%の値下がりです。(これは、非常に痛いです!)
その代わり各農家に個別補償として1反歩(300坪)あたり15,000円配られています。
我が家の場合、3ヘクタール(30反歩)耕作しています。(減反1.2ヘクタールは、餌米、大豆を植えています。)
1反歩あたり10俵収穫があると計算すると、9,000円×10俵×30反歩=2,700,000円(売上げ)
25年前は、1俵21,000円程でした。 21,000円×10俵×30反歩=6,300,000円(25年前の売上げ)
25年前だと経営も成り立ちましたが、現在は3ヘクタールではどう考えても無理です。
これからTPP(環太平洋経済連携協定)に日本が加盟すると米価は、もっと値下がりします。
TPPは、オーストラリア、ニュージーランド等の国が積極的に推進していますが、
25年前、私は酒田市農業研修でオーストラリア、ニュージーランドを視察しています。
現在のようになることは、25年前にある程度予測出来ました。
ニュージーランドでは米を作っていませんが、
オーストラリアの一農家の耕作面積は、100ヘクタール程でした。(我が家の約33.3倍です。)
25年前、1反歩の農地は300万円程でした。私は、利用増進法を使って600万円で売買しています。
現在は50万円を切っています。約6分の1です。(これからもっと下がると思います。)
これからの農業は、不動産に強くなる必要があると思います。
現在は低迷している農業ですが、何か大きなチャンスが潜んでいると思いませんか?
今井和彦