西岡常一棟梁

本日の米沢市は、曇り空で経過して風はありますが”まずまず”の天気です。

最近、20年前くらいに読んだ、西岡常一さんの「木に学ぶ」、「木のこころ」を読み返しています。西岡さんは、代々法隆寺の宮大工棟梁をしてきた家庭に育ち、棟梁の英才教育を受けました。法隆寺の解体修理を行い・・・薬師寺の西塔、金堂の再建など重要なプロジェクトに関わって来られました。宮大工の大事な道具でもあるカンナの「槍カンナ」の復元をされたのでも有名です。その西岡常一棟梁の家に代々受け継がれてきた「口伝」がとても勉強になります。

「塔組みは木組み。木組みは人のくせ組み。木のくせ組みは人組み。人組みは人の心組み。」

木は育った場所によって、それぞれ癖を持っているので、それを見抜き生かして組む・・・工人等の心組みは匠長が工人等を思いまとめる意味になっているようです。そこに私が思う事で、日々プロジェクトを進めていく為には、ひまわり畑のひまわりのように、「皆が同じ方向(目標・目的)を向いていくこと」が肝心で、一方だけ思っていてもダメで、皆が思いを共有して、「お客様の思いを形にしていく」ことが大事だと個人的に思っています。和・輪を乱さないチームで最高のパフォーマンスを出せる環境づくりを行っていきたいものです。

法隆寺と西岡常一棟梁と法隆寺を建造した聖徳太子の「和を以て貴しとなす」につなげて終わります。

八木

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